カーリースや残価設定型クレジットは、車体価格から想定下取り額を引いた金額を分割して払うシステムです。
想定下取り額は、契約期間終了時のリセールバリュー予測値をもとに、事業者が任意で設定するものです。
ここに、あまり走らない人だけが直面する「ねじれ」が生じます。
多くのカーリースや残価設定ローンは月1,000〜1,500km走ることを前提に残価を設定しています。
しかし日本自動車工業会の2025年度乗用車市場動向調査によれば、日本人の月間平均走行距離は345kmです。年間に直すと約4,140km。月300km未満の人が61%を占め、平日1日の平均は17kmです。
走行距離が短ければ、中古車の査定は高めに見積もられます。しかし一般的なカーリースや残価設定ローンの契約者に、「あまり乗ってなかったから返金します」とはなりません。
たくさん乗る人とあまり乗らない人とではリセールバリューが違うのに、同じ残価率が設定されてしまうのが定額のカーリースや残クレです。実際には月345kmしか走らないのに、月1,500km走る人と同じ残価前提の料金を払っている。走行距離が短い人ほど損をする仕組みになっています。
走らない人のための設計という考え方
エンキロは「契約期間中に1kmも走らなかった場合」を前提に残価を設定して安い月額基本料金を設定。そのうえで、実際に走った分だけを距離料金として毎月支払う設計です。走行距離が短い人ほど得するカーリースです。