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カーリースにメンテナンスは必要? 「別で安く済ませる」は本当にお得か

カーリースにメンテナンスは必要? 「別で安く済ませる」は本当にお得か

「メンテナンスパックをつけると月額が上がるから、車検やオイル交換は自分で安い業者に頼めばいい」――そう考える方は少なくありません。たしかに、月々の請求額だけ見ればその通りです。ただし、5年間の総コストと手間を正直に試算すると、「安く済ませる」判断が必ずしも合理的でないことが見えてきます。

 

この記事では、エンキロの基本パック(メンテナンスなし)を選んだ場合に5年間で何が起きるかを具体的に示した上で、各メンテナンスパックとの比較を整理します。

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基本パックでは何が自己負担になるか

エンキロの基本パックは、月額基本料金に「税金・法定費用・登録諸費用」が含まれているので、車を持つための面倒な手続きや毎年の税金の振り込みの手間はありません。

一方で、以下の費用は含まれず、すべて自己負担です。

自己負担になる項目

やらなければいけないこと

車検(3年目・以降は2年ごと)

工場を自分で選び、車検基本料・整備費を負担(法定費用は月額に含まれます)

法定12ヶ月点検

工場を自分で選び、費用を負担

エンジンオイル交換

タイミングを自分で管理し、業者に依頼

オイルフィルター交換

同上

ブレーキオイル補充

同上

ワイパーゴム交換

同上

ウォッシャー液補充

同上

これらは「いつかやればいい」ではなく、法定点検は義務、車検は法律違反になります。エンジンオイルを長期間放置すれば、エンジン損傷につながることもあります。

5年間の費用を試算する(普通自動車・国産車の場合)

実際に基本パックを選んで5年間リースした場合、どれだけの費用と手間が発生するか、項目ごとに試算します。

月額基本料金に必ず含まれるもの

  • 車両代金
  • 自動車税
  • 重量税
  • 自賠責保険料
  • 自動車登録諸費用(ナンバー登録など)
  • 自動車輸送費(自宅までの納車費用)
  • 距離料金計測デバイス費用(本体・取付工賃・通信料)

月額基本料金に含まれていないもの

・メンテナンス

 −車検

 −6ヶ月点検

 −12ヶ月点検

 −エンジンオイル交換

 −オイルフィルタ交換

 −ウォッシャー補充液

 −ブレーキオイル交換

 −ワイパーゴム交換

・任意保険

1. 車検:新車登録から3年後、以降は2年ごと

車検は新車登録から3年後、以降は2年ごとに法律で義務付けられています。5年契約なら3年目(初回車検)と5年目(2回目)の2回が該当します。

車検費用は「法定費用」と「車検基本料・整備費」の2層構造です。このうち法定費用(重量税・自賠責保険・印紙代)はエンキロの月額基本料金にすでに含まれているため、基本パックで自己負担になるのは車検基本料(点検整備・検査代・代行手数料)と部品交換・整備費の部分です。

下記の表では法定費用は抜いた試算を掲載していますが、金額は車種・お車の状態・車検業者によって異なります。

車種区分

車検基本料・整備費の相場

5年で2回の合計

軽自動車

約2.5〜4万円

約5〜8万円

普通自動車

約3〜6万円

約6〜12万円

使用年数が上がるほど交換部品が増えるため、2回目(5年目)の車検は初回より高くなる傾向があります。

なお、3年契約の場合は初回車検(3年目)を迎える前にリースが満了するため、車検費用は発生しません。

自己負担分のうち大きいのは部品交換・整備代です。使用年数が上がるほど交換部品が増え、目安より高くなることもあります。

2. 法定12ヶ月点検:5年契約では3回

車検とは別に、12ヶ月ごとの法定点検も義務付けられています(道路運送車両法)。5年契約では1年目・2年目・4年目の3回が対象です(3年目・5年目は車検時の点検と重なります)。

車種区分

12ヶ月点検の相場(1回)

5年で3回の合計

軽自動車

約8,000〜15,000円

約2.4〜4.5万円

普通自動車

約15,000〜20,000円

約4.5〜6万円

12ヶ月点検を自分でやらなかった場合、法定違反になるほか、不具合の早期発見が遅れてリース返却時に大きなダメージが見つかるリスクがあります。

3. エンジンオイル・オイルフィルター交換

エンジンオイルは5,000〜10,000kmごと、または半年〜1年に1回の交換が推奨されます。5年間で10〜15回程度が目安です。

項目

1回あたりの費用

5年間の合計(目安)

エンジンオイル交換(約12回)

3,000〜5,000円

約3.6〜6万円

オイルフィルター交換(約5〜6回)

1,000〜2,000円(交換工賃含む)

約0.5〜1.2万円

オイル交換は量販店や自社持込みでなければ自分では難しいため、ガソリンスタンドや整備工場への依頼が一般的です。安い業者でも1回の手間(往復時間・待ち時間)は30分〜1時間程度かかります。

4. その他消耗品(ワイパー・ブレーキオイルなど)

車検やオイル交換ほど頻度は高くありませんが、ワイパーゴムやブレーキオイル、ウォッシャー液といった消耗品も定期的な交換・補充が必要です。ワイパーゴムは半年〜1 年ごと、 ブレーキオイルは車検のたび(2 年に 1 回)が交換の目安で、5 年間では細かな出費が積み 重なります。

項目

1回あたりの費用

5年間の合計(目安)

ワイパーゴム交換(前後、約2〜3回)

2,000〜4,000円

約0.6〜1.2万円

ブレーキオイル交換(約2回)

3,000〜6,000円

約0.6〜1.2万円

ウォッシャー液補充(随時)

500〜800円

約0.2万円

5年間の合計コスト(基本パックの場合)

上記をまとめると、普通自動車で基本パックを選んだ場合の5年間の自己負担メンテナンス費用は以下のようになります。

項目

5年間の費用目安

車検(3年目・5年目)

約6〜12万円

法定12ヶ月点検(3回)

約4.5〜6万円

エンジンオイル・フィルター交換

約4〜7万円

ワイパー・ブレーキオイルなど

約1.5〜2.5万円

合計

約16〜28万円(目安)

※費用はあくまで目安です。車種・走行距離・整備業者によって変動します。部品劣化が多い場合はさらに高くなる場合があります。

上記の金額を60ヶ月(5年)で割ると、約2,700〜4,600円/月に相当します。「自分でやれば安い」と思っていても、合計すると無視できない金額になります。

「安く済ませる」の落とし穴:費用以外のコストがある

費用の比較だけが論点ではありません。基本パックで自分管理を選ぶ場合には、見えにくいコストが3つあります。

1. 時間と手間のコスト

【メンテナンスなしで5年間リースした場合のある1日】

  1. 車検の2ヶ月前に工場を調べて電話で予約
  2. 車検当日:工場に車を預け、代車を手配(or 代車なしで移動)
  3. 翌日以降に引き取りに行く
  4. 12ヶ月点検も同様の手順を別途こなす
  5. オイル交換:ガソリンスタンドや工場に持ち込み、待ち時間30〜60分
  6. → 5年間でこれを計10〜15回繰り返す

整備工場を探す・比較する・予約する・車を預ける・引き取る、という一連の作業は、1回あたり数時間〜半日を消費します。メンテナンスパックを選んでいれば、エンキロが品質の良い整備工場をご案内し(全国15,000箇所対応)、費用精算も月額に含ま流ので、必要な時期を覚えておいて工場を自分で調べる・精算する、という手間は省けます。また、不明な点があればいつでもカスタマーサポートに相談できるので、車に慣れてない人にもおすすめです。

2. 「忘れる」リスク

個人でメンテナンスを管理する場合、次のリスクが常につきまといます。

車検はナンバープレートのシールで目に入りますが、12ヶ月点検・オイル交換のタイミングは意識しないと忘れやすいです。点検を怠ると異常の早期発見が遅れ、返却時の査定や車両トラブルに直結する。

費用面だけでなく管理漏れによるトラブルも、メンテナンスをつけないで後悔する原因の一つです。

メンテナンスを怠ると返却時の査定に影響する?——答えは「します」

エンキロはオープンエンドリースのため、返却時に車の査定が行われ、設定残価との差額が精算されます。査定額が下がれば、差額を追加請求されます。

査定額に影響する主な要因は以下の通りです。

査定額を下げる要因

メンテナンスとの関係

エンジン・機関系の不具合

オイル交換不足やフィルター詰まりによるエンジン劣化が査定で発見されると大幅減点

整備履歴の不足

定期的な法定点検の記録がない場合、整備不良とみなされる可能性

ブレーキ系の消耗

ブレーキパッドやオイルの交換を怠ると機能低下として査定に影響

ワイパー・灯火類

消耗品の交換不足は保安基準違反につながり、追加整備費用が発生

どのパックを選ぶべきか:チェックリスト

エンキロのメンテナンスパックに含まれる内容は、以下のとおりです。

【車検パック】(契約期間5年〜)

車検代。車検時期の管理や整備工場の手配など。

【ライトメンテパック(3年)】(契約期間3年のみ)

法律で定められた法定12か月点検が付帯されます。エンジンオイル等の消耗品の補充なども付いてきます。

 

【ライトメンテパック(3年)】(契約期間5年〜)

車検パックの内容に加え、法律で定められた法定12ヶ月点検が付帯されます。エンジンオイル等の消耗品の補充やワイパー交換等も付いてきます

  

【ライトメンテパック(5年)】

車検パックの内容に加え、法律で定められた法定12ヶ月点検が付帯されます。エンジンオイル等の消耗品の補充やワイパー交換等も付いてきます

  

【フルメンテパック】

小まめに車のプロにお客様のお車の状態をみてもらいます。常に安全な状態に保ってほしい方におすすめです。

チェックリスト

基本パックが向いている方

  • 自動車整備の知識があり、適切なタイミングで自主管理できる方
  • 信頼できる整備工場に長年お付き合いがあり、メンテナンス管理が苦にならない方

 

車検パック・ライトメンテパックが向いている方

  • 車検の費用を月々に平準化して「まとまった出費」を避けたい方
  • 整備工場の手配や点検のスケジュール管理を任せたい方
  • 5年契約で車検が2回発生するケース(最もポピュラーな選択)

 

フルメンテパックが向いている方

  • 毎月の支払いだけで車に関するコストを完全に管理したい方
  • 月走行距離が多く、オイル交換の頻度が上がる方
  • 「車のことは全部プロに任せる」という安心感を優先したい方

「月額を少しでも下げたいから基本パック」という判断は、合計コストと手間を考えると必ずしも節約にならないケースがあります。

まとめ

「メンテナンスパックなしで安く済ませる」という判断は、表面上の月額だけを見た場合の話です。5年間の試算では、自己負担の合計コストは約16〜28万円(月換算で約2,700〜4,600円相当)になります。法定費用がすでに月額に含まれているエンキロでも、それとは別にこれだけの整備コストと手間が残る、ということです。

加えて、工場の手配・管理の手間、忘れによるリスク、返却時の査定への影響を考えると、メンテナンスパックを選ぶ方が総合的にコストパフォーマンスが高いケースがほとんどです。

特に5年契約で車検が2回発生するケースでは、車検パックまたはライトメンテパックを検討することをお勧めします。

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